フロッシュフィギュア自作シリーズ、いよいよ完結編です。第1弾・第2弾を経て、塗装まで終わったフロッシュ。あとは顔を作って、スプレーで仕上げるだけ……なのですが、ここで一番の難関が待っていました。
まだ前の記事を読んでいない方はこちらから。
デカールシールで顔を作ろうとしたら溶けた
当初の計画では、デカールシール(エーワン 透明タイプ)に顔を印刷して貼ろうと思っていました。ヨドバシで購入済みで、サイズも計って印刷しました。
でも、水性ホビーカラーの上からデカールを貼ったら、印刷面が溶けたような状態になってびっくり。使い方の問題だったのか素材の相性なのか……とにかくこれは断念しました。
デカールを使いたい場合は、下地にしっかりクリアーを挟むとよかったのか?(塗ったけどな~残念)
解決策:ジェルネイルのクリアを使って「自作シール」で顔を作る
デカール断念後、いろいろ考えた末に思いついたのがこの方法です。
ジェルネイル顔シールの作り方
- クッキングシート(クッキングペーパー)を用意する
- ジェルネイルのクリアジェルを薄く乗せる(顔の大きさに合わせた量で)
- UVライトで硬化する
- クッキングシートから剥がす(するっと取れます)
- 剥がしたクリアシートにホビーカラーで顔を描く
- 乾いたらフィギュアに貼り合わせる
このやり方の最大のメリットは「失敗しても描き直せる」こと。
フィギュア本体に直接顔を描こうとすると、失敗=全部やり直しになりかねないです。
でもシートに先に描いておけば、気に入らなかったら捨てて新しく作ればいいので気が楽でした。

もちろん本体に直接描ける方はそれで全然OKです。
私はそこまで絵が上手くないので……この方法で難易度を下げました。
それでも下手さには限界があって、もっと絵が上手い人に描いてもらえばよかったとちょっと後悔(笑)。
艶消しスプレーで仕上げる|成功率を上げる4つのコツ
顔が完成したら、仕上げに艶消しスプレー(GSIクレオス 水性トップコートスプレー つや消し)を吹きます。スプレー系は初めてだったのでかなり慎重に調べてから挑みました。
コツ①:スプレー缶を40℃のぬるま湯に5分浸ける
缶を温めることでガスの圧力が上がり、均一に噴射しやすくなります。熱湯はNG。40℃程度のぬるま湯で十分です。
コツ②:晴れた日・湿度が低い日に屋外でやる
湿度が高い日に吹くと白くかぶることがあります(かぶり現象)。よく晴れていて乾燥した日を狙いましょう。
コツ③:段ボールを引いて、吹き始めと吹き終わりは外す
スプレーは吹き始めと終わりで粒が大きくなりがちです。フィギュアに向ける前に一度空吹きして粒を安定させ、終わりも外してから止める。段ボールを作業台に敷いておくと周囲への飛散も防げます。
コツ④:2回吹く。2回目は1回目から30分後
1回で厚く吹こうとすると液だれや白化の原因に。薄く1回吹いて乾燥させてから、30分後に2回目を吹くのがおすすめです。仕上がりがぐっとキレイになります。

完成!目印アクセサリーとして使えるように仕上げ
スプレー仕上げが終わったら、キーホルダーリングを頭部の穴に通して完成です。これで推しアイテムの「目印アクセサリー」として活躍してくれます。

コンサートやイベントで荷物や推しグッズを区別するために使うあのアクセサリー、フロッシュで作れてよかった。市販品にはない自分で作った特別感や愛着がありますね。
全工程まとめ(3本シリーズの振り返り)
| 工程 | やったこと |
|---|---|
| ①モデリング | Blenderで初心者がいきなりフロッシュを作る。チュートリアル参考にしながら試行錯誤 |
| ②3D印刷 | Anycubic Mega SでマットPLAフィラメントを使って印刷 |
| ③やすりがけ | 積層跡を削って表面を整える |
| ④サフ塗り | 500番→1000番の順で重ねてツルツルに |
| ⑤色塗り | 水性ホビーカラーで筆塗り、光沢クリアーを重ねる |
| ⑥顔作り | ジェルネイルのクリアをクッキングシートで硬化→シールとして顔を描いて貼る |
| ⑦仕上げ | 艶消しスプレーを2回に分けて吹く |
| ⑧完成 | リングを通して目印アクセサリーとしても活用 |
やってみて分かった「次回やること・やらないこと」
初挑戦だったので反省点もあります。次回に活かすためにメモしておきます。
- デカールを上手く活用したい
- 顔は絵が上手い人に頼む、またはもっと練習してから
- Bambu Labのプリンター、積層が少ないなら試してみたい(Mega Sが壊れたら検討)
- いつかエアブラシでも塗ってみたい
まとめ:「作りたい」気持ちがあれば初心者でも完成できる
Blenderも3Dプリンターも塗装も、すべて初心者レベルからのスタートでしたが、なんとか完成にたどり着きました。工程ごとに小さな失敗はあったけれど、そのたびに調べて解決策を見つけていく過程も含めて楽しかったです。
「好きなキャラのフィギュアが欲しい」という純粋な動機、あなどれません。それだけで全3回のシリーズを書き切れました(笑)。
フィギュア自作に興味がある方の参考になれば嬉しいです。質問や「私もやってみた!」という方はコメントやXでぜひ教えてください。




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